まずは呼吸の種類を知って、呼吸と脳との関係を理解することで、緊張を解くカギとなる呼吸法の事がわかってくると思います。今回から3つの呼吸について書いていきます。
呼吸は①代謝性呼吸 ②行動性呼吸 ③情動呼吸に分けられます。人間は脳が状況に応じて意識的、無意識的に呼吸を変えています。
☆「無意識で行う代謝性呼吸」 呼吸の役割はエネルギーを作り出すために必要な酸素を取り入れる事です。それを目的としている呼吸を代謝性呼吸と呼びます。よって代謝性呼吸は生命の恒常性を保つ、根源的な呼吸です。代謝性呼吸をしている時は常に呼吸筋が適切に動くよう命令をだしているのが脳幹にある「呼吸中枢」です。
☆「意志で変えられる行動性呼吸」 人間は自分の意志で息を止めたり、吐いたり、深呼吸をしたりする事ができます。意識してコントロールする呼吸を「行動性呼吸」。呼吸筋ストレッチ体操、腹式呼吸、様々な呼吸法に行動性呼吸が活用されています。行動性呼吸は、手足の筋肉を動かしている運動中枢と同じく、大脳皮質という場所にあります。
☆「心と共に変化する情動呼吸」 心の動き(情動)によって変化する情動呼吸です。
緊張したり不安な感情の時に呼吸が速まり、乱れます。リラックスしている時は呼吸が深くゆっくり落ち着いています。情動呼吸の中枢と考えられているのが脳の大脳辺縁系にあり偏桃体といわれる部位で偏桃体は、喜怒哀楽の感情、すなわち情動を生み出す中枢です。
「呼吸法で緊張を和らげる」「呼吸法によるストレスマネジメント」講習も行っています。
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