ユーチューブで丸山茂樹プロが試合でとてつもなく緊張をした場面に大切な事は「呼吸とリズム」だと言っていました。司会の横田プロも「ジャンボさんも呼吸が大事」といっていますと! 以前、LPGAの女子プロテスト最終前と全国女子高校ゴルフ選手権団体戦決勝前にトレーニングを2名の選手にさせていただきました。
◎緊張される方に共通する事があります。息が長く吐けない(お二人とも約10秒ぐらいでした)。理由として色々考えられますが、「決勝戦で負けたくない、団体戦なので他の選手の足を引っ張りたくない」「最終テストで強い選手ばかりが出ている。落ちるとまた来年テストをうけなければならない」等。※トレーニング終了時には25秒ぐらい吐けるようになりました。感想として「呼吸トレーニングがしんどいものだとは思いませんでした」。
◎このような状況ですと、自律神経の交感神経が強く優位になるので「血管を収縮して心拍数や血圧をあげます」。過緊張になると「防衛本能で血液が体内に集まり、身体の内側から力を出そうとします」。火事場のくそ力もそれにあたります。お化け屋敷で怖い思いをすると「血の気が引いたようになる」。手の毛細血管がを収縮し、その結果、血流量が減少し手の表面温度がさがります。
◎過緊張の中では「クラブをもつ手の温度が下がるので、いつものパフォーマンスができません」「緊張で呼吸が浅く、速くなると防衛本能で体も固くなるし、落ち着いて考えられません」
◎「感情は呼吸でコントロールできる」 呼吸数を減らすことにより、脳はそれを感じ取り
自律神経の副交感神経優位になります。
◎深くゆっくり呼吸をするには。①普段、緊張が続いたり、姿勢が悪いと呼吸に関わる筋肉「呼吸筋」が固くなり、呼吸がしずらくなります。それをほぐすことが大切です。
呼吸筋ストレッチ体操で「吸息筋」「呼息筋」を和らげましょう。
◎試合会場や、試合の前にできる腹式呼吸をマスターすることが大切です(普段から腹式呼吸ができるようになるには1年半ぐらいかかると言われています)
◎腹式呼吸の基本①鼻から吸って口から吐く ②喉を開ける事が必要(トレーニング要)
③息をしっかり吐けるには脱力が大切です(喉に力がはいりやすい)。④吐いた時、吸った時のお腹がどうなるかが大切です。⑤最終的に力をいれずに25秒程度、息が吐ける事が目標です。⑥それをアドレス前までのルーティーンに入れる。
◎まずは、3秒で吐ききり、2秒で吸います。7秒で吐ききります。それを3回繰り返します(立ってやる時は、ふわっとする時がありますので気をつけてください)。※鼻の奥で吸うとしっかり吸えると思います
◎緊張を解く軽擦法。これは呼吸とは関係ありませんが、人間の筋肉の中で最も大きいのが太もも(大腿四頭筋)です。ここを擦ると筋肉が大きいので体が温まりますし、手もあたたくなってきます。
健康(心身のストレス軽減、肺機能改善等)にも、ビジネス(プレゼン、スピーチも落ち着いて出来る)にも、アスリートにも役立つ呼吸法の研修を行っています(個人から大人数でもOK)。私も年間4本程度の舞台に出ますが(狂言と演劇)呼吸法で緊張を解いて、舞台にでていきます。
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