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執筆者の写真成Naru健康プロモーション

肥満を防ぐ 万病のもと!?

日本健康マスターの北です。今月は「肥満についての健康情報」をお届けします。


中高年の男性に目立つ肥満

厚生労働省の2018年「国民健康・栄養調査」による「肥満及びやせの状況」。

●肥満者(BMI≧25kg/m2)の割合は男性32.2%、女性21.9%。

※40~60歳代の男性において肥満者の割合が多く30%を超えています。

女性の場合は昔とあまり変わりませんが、閉経後の女性に多いようです。女性ホルモンの働きが関係すると言われています。


●やせの者(BMI≺18.5kg/m2)の割合は男性3.7% 女性11.2%

BMIに基づく肥満の判定基準:肥満25.0以上 普通体重18.5~25.0未満 低体重18.5未満


BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)(日本肥満学会の判定基準)

例)体重75kg 身長168cmの場合のBMI  75÷1.68÷1.68≒26.6(BMI)


●BMIとは体重と身長から算出される体格指数で『BMIが22』の時もっとも病気になりにくいとされます。


内臓脂肪には気をつける 肥満には2つのタイプがあります

●胃や腸など、臓器の周りに脂肪がたまる「内蔵脂肪型肥満」。男性に多く、お腹がぽっこりと出るのが特徴です。

●もう一つは皮膚のすぐ下に脂肪がつく「皮下脂肪型肥満」。女性に多く指でつまむ事ができるタイプです。


●注意が必要なのが内臓脂肪肥満型。臓器の周りに脂肪がつく事で、身体に悪影響を与えると考えられています。

●脂肪は多くの脂肪細胞でできています。通常 脂肪細胞は動脈硬化や糖尿病を防ぐ物質を分泌する等良い働きをします。また余分なエネルギーを脂肪として溜め込む「貯蔵庫」の働きもあります。肥満の背景にはエネルギーを取り過ぎているので、肥満の人の脂肪細胞は2~3倍通常の人に比べると肥大化しています(内蔵脂肪型肥満の人がお腹が出るのはこのため)。内臓脂肪が約1kg増えると、おへそ周りの腹囲は約1cm増えるといわれています。


さまざまな生活習慣病の要因に (内臓脂肪を放っておくと)

高血圧を引き起こす 肥満があると血管の収縮に関わる交感神経の働きが活発になり血圧が上がります。肥大化した脂肪細胞からは血圧をあげるホルモンの分泌が多くなります。

高血糖を引き起こす 肥大化した脂肪細胞が分泌するホルモン(アディポカイトカイン)の中にインスリンの働きを悪くするものがあります。インスリンの働きが阻害されると血液中にブドウ糖が余ってしまい血糖値が上がるのです。高血糖を放置するとやがて糖尿病に進行します。

脂質異常を引き起こす 脂質異常とはコレステロールや中性脂肪など、血液中の資質のバランスが著しく乱れている状態の事です。血液中のコレステロールには、全身にコレストロールを運ぶLDL(悪玉コレステロール)と余分なコレステロールを回収するHDL(善玉コレステロール)があります。※コレステロールは、体を構成する細胞の膜やホルモンの材料となる、生きていく上で欠かせないものですが、血液中に増えすぎると血管壁の中にたまり、動脈硬化を引き起こします。

●内臓脂肪は主にHDL(善玉)コレステロールの減少、そして中性脂肪の増加という脂質異常を引き起こします。


今月はここまでですが、来月も「肥満を防ぐ メタボを食い止めよう」で配信します。



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